『朝鮮半島の地雷問題』視察のご案内

2018年に入って大きく動き始めた朝鮮半島情勢を地雷問題から考えるツアーを企画いたしました。

1990年代に対人地雷禁止条約が交渉された当時、朝鮮半島は米国が唯一地雷保持を例外的に認めるよう求めるなど政治的緊張が影響して、未だに非武装中立地帯(DMZ)を中心に200万個を超える地雷が手付かずのまま残っているとみられています。そのため、韓国では流出した地雷による民間人の犠牲者が後を絶たず、北朝鮮の被害状況については、知る由もありません。

朝鮮半島のどこに、どれくらいの地雷があるのか?除去には、どれくらいの時間や費用がかかるか?「遺骨収集」と地雷の関係は?誰がいつ、どのような状況で被害にあっているのか?被害者への支援は十分行われているのか?

今回のツアーは、ICBLのメンバーである「韓国地雷対策会議(KCBL)」の全面的な協力により実現しました。全ての行程にKCBLの趙載国代表が同行し、朝鮮半島の地雷問題を詳しく解説します。通常の旅行では経験できない、韓国の別の一面を知る絶好の機会です。是非ご参加下さい!

■実施日: 2019年7月14日(日)~15日(月)
★7月13日(土)現地集合、15日晩、現地解散

■参加費: 一人4万円(宿泊費、昼食費×2、夕食費×1、現地移動費、各地視察費を含む)
(7月14日朝食、昼食、夕食、7月15日朝食、昼食を含みます)

■定員:8名

~~~学生募集~~~
今回のJCBL韓国視察に参加を希望する学生を1名に限り招待します。希望者は、参加動機の作文(1000字)を添えて申し込んで下さい。結果は、厳正な審査の上、JCBLより直接ご連絡いたします。

■主な視察内容
*DMZ(38度線)界隈を視察し、地雷原の広大さ、除去の難しさ等を体感します。
*地雷除去を行っている韓国陸軍第5師団の軍人よりご説明いただきます。
*地雷被害者の方たちに、被害に遭った時の状況や保証問題等についてお話いただきます。

■日程:(先方の都合により、多少予定が前後する可能性があります)

  視察内容 備 考
7月
13日(土)
ソウル市内のホテル(ニューソウル)に集合                 *夕方までに到着される方々には、夕食を共にしながらツアーについて説明いたします。
(宿泊先:ニューソウル)
7月
14日(日)
午前: 韓国の地雷問題に関するブリーフィング 
昼食: ソウル市内
午後: 脱北者たちとの懇談会、市内観光
夕食: KCBLの方々との交流会
*韓国対人地雷対策会議(KCBL)代表の趙先生にお話しいただきます。  
(宿泊先:ニューソウル)
7月
15日(月)
午前: 非武装中立地帯(DMZ)視察
昼食: 韓国陸軍第5師団と共に昼食
午後: 地雷除去現場(Arrow Head Hill)訪問    
夜: ソウル市内ホテルにて解散
*希望者には、7月15日のホテルを予約します。  

★日本―韓国の往復フライトは、各自でご手配下さい。視察実施期間、日本は連休となりますので、早めにフライトを手配されることをお勧めします。

■講師紹介:

  • 趙載国(チョウジェグク):NGO「Peace Sharing Association(PSA)」理事長、延世大学連合神学大学院前教授。延世大学校神学部卒業、同志社大学大学院神学研究科修了。神学博士。専攻は宗教学。主に宗教と文化、比較宗教学、宗教と地域紛争等を講義し、傍ら韓国における対人地雷問題の解決を訴え、 NGO「韓国対人地雷対策会議(KCBL)」の創立(1997 年11 月)に関わる。著書に『韓国の民衆宗教とキリスト教』(1998、新教出版社)など。
  • 目加田説子(めかたもとこ): 中央大学教授。1997年、地雷廃絶日本キャンペーン発足に携わり、それ以来JCBLの理事を務め、現在は副代表。著書に『地雷なき地球へ』(1998年、岩波書店)『行動する市民が変えた――クラスター爆弾廃絶運動』(2004年、毎日新聞社)等。

■お申し込み:下記より申込書をダウンロードして必要事項をご記入の上、JCBL事務局までFAXまたはEメールでお送り下さい。

★申込書(wordもしくはpdf):  WORD(ダウンロード) / PDF(ダウンロード)

★Eメール: office@jcbl-ngo.org
★FAX  :  03-3835-0519

■締め切り: 2019年6月8日

■問い合わせ先:JCBL事務局  
Tel:03-3834-4340  mobile:090-8802-8898(清水)Email: office@jcbl-ngo.org

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