2日目は犠牲者支援のセッションです。その後、昨日積み残した「一般演説」に戻る予定で始まりました。犠牲者支援は、地雷対策(除去、条約の普遍化、保有地雷の除去、地雷禁止教育、犠牲者支援)の中でもっとも進展が少ない、ということは既に確認され、毎年「もっと犠牲者支援を」と呼びかけられています。各国の発表は、「犠牲者がとにかくたくさんいるんです」とか、「こんな施設を作りました」、「いくらを犠牲者支援に割り当てました」、「犠牲者は何人いることがわかりました」、「技術とお金が足りません」、「(日本などの国を挙げて)援助を受けました。ありがとう。でももっと必要です」、「NGOがこんなことしています」というような報告がほとんどです。
それに対するICBLのコメントは、ともにサバイバーのウガンダのマーガレットとエチオピアのベケレがジョイントで出しました。ひとつのテーマについて二人で発言するのは珍しいので、会場のカメラマンが戸惑っていたのがちょっとおもしろかったです。それはさておき、メッセージは、「何人の犠牲者がどこでどうしているか、というデータは援助の基本になるので必要です。でも、何人の人がサービスを受けました、という報告だけでは不十分で、どれだけの人が社会的に自立できるようになったかが重要です」ということと、「障害者権利条約の精神をいかしたカルタヘナ行動計画(3年前に採択された地雷対策を進めるための計画)を着実に実行するように。支援は犠牲者の人権を守る視点で」ということでした。サバイバーが代表して発言するのは、ICBLだけです。私はそれがとっても誇りです。いつものように犠牲者支援の話は尽きないのですが、次に行きます。
昨日の続きの一般演説。ミャンマーが軍縮に積極的にコミットしています、と言いました。。。ミャンマーはオタワ条約の締約国会議に初めて参加したそうです。そうだったかな?という気もしたのですが、オスロ条約の会議には来ていたんですね、きっと。国内の安全保障のために地雷は「人道的な被害が出ないように使う」のだそうです。なんだそれ?と国際社会は見ているということをミャンマーは気づかねばなりません。
中国は「CCWの責任を果たしていますから、オタワ条約に入る用意はありません。でも支援は40カ国でしていますし、輸出もしていません」と中国語で。しかも自分の席のマイクがなんだか入らなくて、議長に促されて壇上で発言したんですよ。これには中国もびっくりだったようで、「非締約国なのに、すみませんね」って言って会場を笑わせてました。しかし、発言内容にはいつものようにがっかりさせられました。
ICBLの一般演説も今日でした。いつもここは理事長のスティーブ・グースが担当しますが、今回はICBL代表のカーシャが発言! 「今年、新たな地雷の使用があったはとっても残念だった」とはじめて、条約の普遍化、除去の延長申請の問題、犠牲者支援の必要、それからランドマインモニターの最新号からいくつか新しい情報を発表し、これを聞くだけで今の地雷問題がわかる、という中身の濃い発言でした。でもちょっと長かったかも。
そして数カ国の演説の後、地雷の除去のセッションに入りました。このセッションは、スイスとコロンビアの共同議長。コロンビアはカルタヘナ行動計画が採択された地ですから、議長も力が入ってました。
8カ国がそれぞれ進捗状況を発表したところで、会議終了の時間となり、発言をする予定の15カ国分は水曜日に持ち越しとなりました。
議事が時間通りに終わるのは、その後にカンボジア地雷除去センター主催のレセプションが大々的に行われたからです。プノンペン駅を借り切って(こんなことができるのは夜発着する電車がないからですね)、歌有り、踊りあり、食べ物と飲み物もふんだんに用意されたすごいレセプションでした。でも足がない犠牲者が多いのにイスが少なくて、大変でした。それに食べ物がおいておるところが密集してて、車いすの人も行きにくかった。惜しかったな。