6月18日、ニカラグアが地雷の除去を終え、「地雷のない中米(Mine Free Central America)」が実現しました。歴史上初の「地雷のない地域」の誕生、北極圏からコロンビア国境までが地雷の恐怖のない世界です。
中央アメリカの7つの国のうち5カ国に地雷の被害がありました(グアテマラ、ホンジュラス、エルサルバドル、ニカラグア、コスタリカ)。これらすべての国がオタワ条約で定められている「条約批准から10年以内」という除去期限を守って地雷の除去を終えたことになりました。
しかしながら、この地域には知られていない砲床や地雷のような武器が隠されているという恐れもまだあるということで、除去作業は引き続き行なわれます。
「地雷の除去が終わっていも、仕事がすべて片付いたわけではない。地雷の犠牲者たち、サバイバーやその家族、地域への長期的な支援が必要である。政府の基金はまずは除去にあてられたが、今後はそれが犠牲者支援にあてられるようにするべきである。」と、エルサルバドルのICBLメンバーで自身も地雷サバイバーであるジーザスさんは話しています。
中米では、1980年代から地雷や他の爆発物の事故による犠牲者の数は、5,000人以上とみられ、もっとも被害が大きいのはエルサルバドルとニカラグアでした。サバイバーには国の内外からの支援が届けられましたが、2009年の調査で、サバイバーの大多数が今も社会から阻害され仕事につく機会がないということがわかっています。
北・中・南アメリカでは、キューバ、チリ、コロンビア、エクアドル、ペルー、ベネズエラ、フォークランド諸島で地雷の除去が終わっていません。キューバとアメリカ合衆国は未だにオタワ条約にも参加していない国です。