対人地雷全面禁止条約 (通称 "オタワ条約")
JCBL事務局 2007/11/28更新オタワ条約(正式名称:「対人地雷の使用、貯蔵、生産及び移譲の禁止並びに廃棄に関する条約」)は、対人地雷の被害を食い止めるために結ばれた条約です。条約を結ぶ交渉が1996年10月カナダのオタワで始まり1997年12月にオタワで終了したことから、この条約は通称オタワ条約、条約を結ぶ交渉過程はオタワ・プロセスと呼ばれています。現在、156ヵ国がオタワ条約に参加しています(2007年11月)。
オタワ条約では、使用や生産、移譲など対人地雷に関するあらゆる行為が禁止されています。また、地雷の除去や地雷の被害者の支援を進めることなどが決められています。さらに、地雷被害国でなくても、地雷対策のために資金や技術を支援しなければなりません。このような取り決めはこれまでの軍縮条約には見られないことであり、そのためオタワ条約は人道条約とも言われています。
オタワ条約にはそれ以外にも特徴があります。条約までの道のりでNGOが大きな役割を果たしたことです。地雷が埋められている紛争地で活動していたNGOが、1990年代の初めころから対人地雷の非人道性を訴え始め、対人地雷を完全に禁止する条約を結ぶための活動を始めました。このNGOの声に世界の市民や各国政府が動かされ、オタワ条約を結ぶことになったのです。NGOと世界の市民、各国政府のパートナーシップがオタワ条約を実現したと言えるでしょう(その詳しい過程は「市民が作った"オタワ条約"」ページをご覧ください)。
オタワ条約が結ばれたことにより、世界の地雷を取り巻く状況は改善しつつあります。例えば、1990年代半ばには131の国が地雷を持っていました。しかし、現在地雷を持っている国は50ヵ国です。地雷の使用や製造は少数の国を除きほとんどされていませんし、輸出入は事実上行われていません。また、地雷除去への資金、技術的支援も増えて除去された面積は少しずつ増えています。毎年の犠牲者の数も小さな増減はありつつも少しずつ減っています。もちろん地雷問題の完全な解決にはまだまだ長い道のりがあります。オタワ条約というツールを使って着実に地雷対策を進めることが必要です。
条約の本文は、オタワ条約本文ページをご覧ください。
- オタワ条約 批准国 (2007年11月現在)
- アイスランド
- アイルランド
- アフガニスタン
- アルジェリア
- アルゼンチン
- アルバニア
- アンゴラ
- アンティグア・バーブーダ
- アンドラ
- イエメン
- イギリス
- イタリア
- イラク
- インドネシア
- ウガンダ
- ウクライナ
- ウルグアイ
- エクアドル
- エストニア
- エチオピア
- エリトレア
- エルサルバドル
- オーストラリア
- オーストリア
- オランダ
- ガイアナ
- カタール
- カナダ
- ガーナ
- カーボベルデ
- ガボン
- カメルーン
- カンボジア
- ガンビア
- ギニア
- ギニアビサウ
- キプロス
- ギリシャ
- キリバス
- グアテマラ
- クウェート
- クック諸島
- グレナダ
- クロアチア
- ケニア
- コスタリカ
- コートジボワール
- コモロ
- コロンビア
- コンゴ共和国
- コンゴ民主共和国
- サモア
- サントメ・プリンシペ
- ザンビア
- サンマリノ
- シエラレオネ
- ジブチ
- ジャマイカ
- ジンバブエ
- スイス
- スウェーデン
- スーダン
- スペイン
- スリナム
- スワジランド
- スロバキア
- スロベニア
- 赤道ギニア
- セーシェル
- セネガル
- セルビア
- セントクリストファー・ネイビス
- セントビンセントおよびグレナディーン諸島
- セントルシア
- ソロモン諸島
- タイ
- タジキスタン
- タンザニア
- チャド
- 中央アフリカ共和国
- チュニジア
- チリ
- チェコ共和国
- デンマーク
- ドイツ
- トーゴ
- ドミニカ
- ドミニカ共和国
- トリニダードトバゴ
- トルクメニスタン
- トルコ
- ナイジェリア
- ナウル
- ナミビア
- ニウエ
- 日本
- ニカラグア
- ニジェール
- ニュージーランド
- ノルウェー
- ハイチ
- バチカン
- パナマ
- バヌアツ
- バハマ
- パプアニューギニア
- パラオ
- パラグアイ
- バルバドス
- ハンガリー
- バングラデシュ
- 東ティモール
- フィジー
- フィリピン
- ブータン
- ブラジル
- フランス
- ブルガリア
- ブルキナファソ
- ブルネイ・ダルサラーム
- ブルンジ
- ベナン
- ベネズエラ
- ベラルーシ
- ベリーズ
- ペルー
- ベルギー
- ボスニア・ヘルツェゴビナ
- ボツワナ
- ボリビア
- ポルトガル
- ホンジュラス
- マケドニア旧ユーゴスラビア共和国
- マダガスカル
- マラウイ
- マリ
- マレーシア
- マルタ
- 南アフリカ共和国
- メキシコ
- モザンビーク
- モナコ
- モーリシャス
- モーリタニア
- モルディヴ
- モルドヴァ
- モンテネグロ
- ヨルダン
- ラトビア
- リトアニア
- リヒテンシュタイン
- リベリア
- ルクセンブルク
- ルーマニア
- ルワンダ
- レソト
- オタワ条約 未批准国 (2007年11月現在)
- アゼルバイジャン
- アメリカ合衆国
- アラブ首長国連邦
- アルメニア
- イスラエル
- イラン
- インド
- ウズベキスタン
- エジプト
- オマーン
- カザフスタン
- 韓国
- 北朝鮮
- キューバ
- キルギスタン
- グルジア
- サウジアラビア
- シリア
- シンガポール
- ソマリア
- スリランカ
- 中国
- ツバル
- トンガ
- ネパール
- パキスタン
- バーレーン
- ビルマ/ミャンマー
- フィンランド
- ベトナム
- ポーランド
- マーシャル諸島
- ミクロネシア
- モロッコ
- モンゴル
- ラオス
- リビア
- レバノン
- ロシア連邦
