ミャンマーの税関がランドマイン・モニター報告書を没収
北川 泰弘 2007/1/31掲載タイ・バンコクのNI-SAE(ノンバイオレンス・インターナショナル東南アジア事務所)はICBLのランドマイン・モニター・リサーチャーであり、「ビルマの地雷使用を止めさせよう」キャンペーンの基地である。NI-SAEは毎年ビルマ語に翻訳されたランドマイン・モニター報告書を出版している。NI-SAEが今年の初めにミャンマー政府(軍事政権)宛に送ったLM-2005報告書の荷物の到着は確認されている。しかし、NLD(国民民主連盟、指導者はアウンサンスーチーさん)宛に送った同じ荷物はミャンマーの税関に差し押さえられた。NI-SAEより輸送業者に問い合わせたが、禁制品が入っている荷物は送り主に返還されないとの税関の説明を受けたとのことだ。
NI-SAEによると、NLDはミャンマー/ビルマにおけるNI-SAEの地雷禁止キャンペーン活動の一貫した支持者であり、国内問題の解決に暴力を用いない唯一つの団体である。2000年に、NLDが政権を取ればビルマのオタワ条約加入を国家の緊急案件として取り上げる、と語ったことがある。ランドマイン・モニター報告書がNLDに届かなかったのは残念なことである。
それにも関わらず、今年もNI-SAEは2006年報告書のビルマ語への翻訳を終え、発送の準備を始めている。
(JCBLニュースレター no.38より抜粋)