第18回締約国会議が閉会しました。

今回の議長を務めたスーダンのオスマン・アブファティマ軍縮大使
会議最終日、今回の議長を務めたスーダンのオスマン・アブファティマ大使の「世界に残る地雷の除去と犠牲者のために最後までしっかりと約束を果たす必要がある。わたしたちには犠牲者の権利を守る義務があることを今一度噛みしめ、地雷なき世界の実現のためにオスロ行動計画を着実に進めることが求められている」との力強いメッセージとともにオタワ条約第18回締約国会議が閉会しました。
最終日の一般討論では非加盟国の中国、韓国、シリア、ミャンマーなどが自国の立場を表明しました。中国はまだ加盟はしないものの、オタワ条約の精神の基づき、地雷による市民の犠牲を減らすこと、そしてカンジアやベトナムなどに対する支援を継続することを表明しました。また、韓国も条約の精神を尊重し、北朝鮮との軍事緩衝地帯に埋設されている地雷の除去を続ける意思を表明しました。シリア、ミャンマーについては依然として簡易地雷(IM)や簡易爆弾(IED)による犠牲が出ている現状に鑑み、非政府武装集団への一層の働きかけや犠牲者に対する適切な支援を提供することなどが確認されました。

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