新しい危険回避教育教材が出来ました!

ミャンマーでは雨季が終わり、これから乾期が始まります。乾期に入って心配されるのが、戦闘の激化です。軍政の空爆はいまも頻繁に見られ、またそれに対抗する民族軍の活動も活発になります。
双方の移動を妨害したり、拠点を守るために多くの地雷が使用されることで、地雷による事故も増えてきます。
特に動きが活発で好奇心旺盛な子どもたちにとって、大地に潜む罠は致命的な犠牲をもたらします。彼ら、彼女らを守るためには、こうした危険を察知するための知識を身に着けてもらうしかありません。
JCBLは現地で活動するDKKと相談し、今年は地雷の危険回避教育の多言語化を目指しています。多民族国家であるミャンマーにおいては、ビルマ語よりもそれぞれの民族言語の方がより有効に機能することは言うまでもありません。
先日、教材のシャン語版とカレンニー語版が完成しました。乾期を前に教材制作が間に合ったことは、潜在的な犠牲者の低減につながります。
2月には、現地に赴き、活動の進捗状況を確認してくる予定です。追って、報告させていただきますので、引き続き応援よろしくお願いいたします。
10月21日 代表理事 清水俊弘